奈義町教育委員会は15日、文部科学省が掲げる「GIGAスクール構想」の説明会を豊沢の文化センターで開いた。町幹部、議員、教育委員ら約30人が教育現場でのICT(情報通信技術)環境の重要性に認識を深めた。
町教委の近藤健二教育指導参事がICT利用で授業をより高度で深い学びに変えることを目標に「GIGAスクール構想で描く未来の学び」と題して話した。同構想の柱となる「児童生徒に1人1台の端末配備と高速通信環境の整備」を活用した学びのイメージについて説明。「子どもたち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育」をキーワードとし、「15分間の時間の使い方を例に挙げ、ICTを活用することで時間短縮となり、授業の質が高められ、効率的・効果的に改善ができる」と強調した。
また、テレビ会議システムを使って小中学校長と会話をする実演もあり、先端技術の活用で将来変化していく環境の一つとして説明をした。
出席した奥正親町長は「子どもたちには何のために何を学ぶのかという目標を持ち、将来世界的に活躍するための機会を広げてあげたい」と述べた。
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テレビ会議システムで会話をする校長ら