奈義町 横仙歌舞伎

歴史・文化
         

 江戸時代から伝わる「横仙歌舞伎」(県重要無形民俗文化財)の春季公演(町教委主催)が29日、奈義町豊沢の町文化センターで開かれ、町内外から訪れた愛好者ら約200人が地下芝居の魅力を堪能した。
 皮切りは地元の「こども歌舞伎教室」による「弁天娘女男白浪 稲瀬川勢揃いの場」。三味線の軽快な音色にのせ、日本駄右衛門率いる5人の盗賊と捕り手の立ち回りを熱演し、客席を沸かせた。
 続いて住民有志でつくる「中島東松神座」が「神霊矢口渡頓兵衛内の段」を上演。南北朝時代の武将・新田義貞の息子、義峯に一目ぼれしたお舟が、悪党の父・頓兵衛から義峯を命がけで守る物語を義太夫節にのせて情感たっぷりに演じ、見せ場ごと拍手が送られた。
 一家4人で見た同町久常の自営業女性(37)は「感情のこもった演技で心に響くものがあった。伝統ある農村歌舞伎の文化が子どもたちにも受け継がれていて誇らしい」と話した。
 同春季公演はコロナ禍のため3年ぶりに開き、悪天のため当初予定していた中島東の松神神社歌舞伎舞台から会場を移して実施した。


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