岡山県津山市小原で酒や菓子の販売を手がける酒のアラジン・駄菓子王国(嶋田宏子代表)で2日、「ハッピー ハロウィーン パーティー」が開かれ、店員たちの手作りの料理や手製のゲームなどを楽しむ家族連れらでにぎわった。
同店は、約30年前にリカーランドアラジンとしてオープンし、嶋田代表が地域の子どもたちの居場所をつくろうと12年前にリニューアル。現在酒類とともに駄菓子約300種を1個15円から販売しており、近隣住民の憩いの場にもなっている。
この日の店内では、カボチャ型のお化けや、がいこつ、こうもりの人形が飾られ、さらに店員たちも仮装して雰囲気を演出。お姫さまや魔女などにふんした子どもらが来店し、フランケンシュタインが描かれたボードの穴にボールを投げ入れるゲームを体験したり、小さなカボチャに顔を描いたりして思い思いに過ごしていた。

店の外では豚汁やおにぎり、揚げパンのほかに、津山種苗も協力して新鮮な野菜や野菜たっぷりのカレーライスを売り出し、好評だった。
保育園の時から利用しているという弥生小5年の高林妃星さん(11)と西山陽菜さん(11)は「たくさんの種類があり、自分も友だちも好みのお菓子が買えて楽しめる。近くにそういった店があってよかった」「友だちとの待ち合わせ場所としても活用している。思い出となじみのあるお店」と笑顔で話していた。
イベントは季節の行事に合わせて実施しており、今後はクリスマスの催しも予定しているという。嶋田代表は「これからも、地域の子どもたちを見守りながら、訪れた人たちに楽しんでもらえる店を目指していきたい」と語っている。
