岡山県は、来春卒業予定の大学生らが県内企業とウェブ形式で面接するためのポータルサイトを開設した。コロナ禍の影響で対面での就職活動が難しくなる中、学生の支援と企業の人材確保につなげる。
政府主導の選考活動解禁に合わせて1日開設し、学生らはプロフィルや自己PRを登録した上で、2日前までに希望する企業に面接を申し込む。企業側は事前に面接希望者の登録情報を閲覧でき、PR動画を配信できる。 サイト上には、ウェブ形式の面接で学生側が注意すべきポイントをまとめたオンライン講座の動画も掲載した。
10日から始まった面接会「マッチングフェア」では、ビデオ会議アプリ「zoom」を活用し、各企業が設定した日時で1社につき約1時間、10人程度までの面接を実施中。
参加企業は300社を目標にし、現在約140社。今後、ニーズに応じて1対1の面接もできるよう検討するほか、就職相談にも応じる。
県労働雇用政策課では「開設によって県外の学生も参加しやすい環境が整い、現在の学生登録数約750人のうち2割を上回っている。通常の活動ができない企業と学生のマッチング支援につなげていきたい」としている。
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ウェブ版おかやま就職ポータルサイトの一部
岡山県が来春卒業予定の大学生らにウェブ形式のポータルサイトを開設
- 2020年6月13日
- 行政・公共