岡山県は8日、これまで公表済みの新型コロナウイルス感染者2人から検出された「L452R変異株」について、県環境保健センターでゲノム解析した結果、インド由来のデルタ株であることが判明したと発表した。県内でのデルタ株感染の確認は初めて。
県によると、感染者2人は同じ職場の同僚。食事を共にしていたことが分かっており、発症時期は6月下旬と7月上旬。いずれも軽症という。現在は不特定多数との接触がない状態として年代性別、居住市町村、病状も非公表としている。
デルタ株については、従来株に比べて感染力が強いことなどが指摘されており、都市部では従来株、アルファ株に代わって感染者が増加傾向にある。
県新型コロナウイルス感染症対策室では「個々の対策については従来と同様ながら、会食時には黙食し、しゃべる際にはマスクを着用するなど、より徹底してほしい」としている。
岡山県内でデルタ株感染者