岡山県内で7日から8日にかけ、新型コロナウイルス感染者計15人が確認された

医療・福祉
         

 岡山県内で7日から8日にかけ、新型コロナウイルス感染者計15人が確認された。県内での陽性確認は337人(再陽性を除く)となった。
 7日は津山市4人、赤磐市2人、岡山市3人の計9人。津山市の患者は、70代女性、60代介護従事者男性、70代介護従事者男性、20代会社員男性。
 うち60代以上の3人は、6日に感染が公表された70代男性と同じ高齢者施設の入所者と職員。濃厚接触者、接触者として計65人をPCR検査した結果、陽性と判明した。いずれも症状は重くないという。
 高齢者施設で感染が確認された4人について、社会福祉法人・江原恵明会(江原秀国理事長)は7日までに、運営する軽費老人ホーム・イーエスガーデン(津山口)の入所者と職員であることを公表。残りの人がすべて陰性と確認され、保健所と連携を図りながら感染拡大防止と利用者のサービス継続に努めるとしている。
 20代男性は、先月26日から発熱や嗅覚障害などの症状が出たため医療機関で検査を受け、陽性と判明。今のところ感染経路は不明という。
 赤磐市は50代会社員の男女で、県外在住の感染者と先月28日に県内で会食。岡山市は20代会社員女性と20代アルバイト女性が感染経路不明、年代性別非公表の1人は6日に公表された患者の同居家族。
 8日は津山市2人、勝央町2人、美作市1人、鏡野町1人
 津山市の患者は50代医療従事者女性と30代会社員男性。50代医療従事者女性は新型コロナウイルス感染症の患者を担当しており、自覚症状が出たため検査を受けて陽性と判明した。
 鏡野町国民健康保険病院(同町寺元)は8日、津山市の50代医療従事者女性が同病院の職員であることを公表。接触の疑いがある職員5人も検査して陰性を確認し、感染拡大防止に努めながら診療業務を継続するとしている。
 30代男性は、3日から味覚・嗅覚障害の症状が出たため医療機関で検査を受けて陽性と判明。感染経路は不明という。
 勝央町の患者2人は、50代の会社員男女で同居家族。それぞれ発熱やせきなどの症状から検査を受け、陽性と判明した。感染経路は不明という。
 鏡野町の患者は、50代団体職員女性で、クラスター(感染者集団)が発生した津山中央病院(川崎)に入院歴があり、感染した同町の70代男性の別居親族。濃厚接触者として検査を受けていったん陰性と判断されたが、その後に自覚症状が出たため再検査を受けた結果、陽性と判明した。
 美作市の患者は70代男性。先月29日からせきなどの症状が続いたため、検査を受けて陽性と判明した。感染経路は不明。


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