岡山県勝田郡奈義町は26日、町職員の新型コロナウイルス感染が多発した場合の業務継続のため、町退職職員でつくる親睦団体「なぎの会」と行政支援に関する協定を結んだ。町によると、新型コロナ対策でOBらが協力する協定は県内初。
同会には、現役時代に事務職、土木・水道の専門職、保育士、保健師など、さまざまな経験を持つ約90人が所属。協定内容は、職員の感染による出勤停止が多発し、人手が足りなくなった場合、支援を要請する。
奈義町豊沢の町役場で調印式があり、岡部利邦会長(72)と奥正親町長が協定書に調印。
奥町長は「流行の第2波に備える体制づくりに力を貸してほしい」と述べ、岡部会長は「いざという時に自分たちの経験を生かし、町へ恩返ししたい」と話した。
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新型コロナ対策の行政支援で協定を結んだ岡部会長(左)と奥町長
岡山県勝田郡奈義町、親睦団体「なぎの会」と行政支援に関する協定を締結
- 2020年5月28日
- 行政・公共