岡山県津山市と市社会福祉協議会は30日、災害発生時に被災者への支援活動を迅速・効率的に行えるよう、「市災害ボランティアセンター」の設置・運営に関する協定を締結した。
市内で地震や水害などが発生した際、市地域防災計画に基づき、ボランティア活動を行う団体・個人を支援するためのセンターを開設し、被災者らの生活安定を図る目的。
市から要請を受けた同協議会は関係機関・団体を召集し、設置について協議。設置場所は市が確保し、同協議会が主体的に運営、関係機関・団体が協力する。センターの業務は▽災害ボランティアの受け入れ・派遣などのコーディネート▽活動に必要な物品・資機材などの調達・提供▽活動についての情報の収集・提供―などとする。センター設置運営に必要な経費は原則、市が負担する。設置期間は被災者ニーズの状況に応じて1〜3カ月を想定する。
津山市役所で調印式があり、谷口圭三市長と小山了会長が協定書を交換。谷口市長が「被災者の支援や復旧の大きな力になり、災害に強いまちづくりにつながり、心強く感じる」、小山会長は「新型コロナウイルスの感染が懸念される中で災害が発生することも考えられる。十分に関係機関と協議を重ね、体制を整えたい」とあいさつした。
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協定書を交わす谷口市長と小山会長(左)