加茂町知和の県道沿いにある休耕田(約20㌃)でヒマワリが満開となり、行楽客や住民らが一面黄色く染まった風景にカメラを向けている。
村づくりや環境保全などに取り組むNPO法人・スマイルちわ(國米彰理事長)が、東日本大震災で被災した福島の人たちを支援するプロジェクトに賛同して栽培し、2年目。障害者の自立支援に取り組む福島のNPO法人・シャロームから送られてきた種約3㌔を4月にまき、6月下旬に開花した。タイミングが合えば、JR因美線の列車を背景に入れて撮影もできる。見ごろはあと1週間ほど続くという。
お盆の前後に種を収穫し、秋には福島に送り返してヒマワリ油に加工される。國米理事長は「今年もたくさんの花が咲き、昨年並みの種の収量を期待できそう。満開のうちに多くの人に景色を楽しんでもらいたい」と話している。
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加茂町知和の休耕田を黄色く染めるヒマワリ