岡山選挙区 第26回参院選 投票率

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第26回参院選は10日投開票され、現新5人がしのぎを削った岡山選挙区(改選数1)は、自民現職の小野田紀美氏(39)が組織力と知名度を生かして新人4人を破り、再選を果たした。投票率は47・23%(前回45・08%)と6年ぶりに上向いた。
 小野田氏は、物価高騰対策や持続可能な農林水産業、過疎地域の振興策、防災対策などを中心に論戦を展開。終盤には岸田文雄首相や安倍晋三元首相らの来援を追い風に組織票を固め、無党派層ら浮動票も含めて幅広い年代の支持を集めて39万2553票を獲得した。
 一方、無所属新人で元玉野市の黒田晋氏は立憲民主、国民民主両党の推薦を受け、地方創生に向けた地域産業の振興や公共交通の維持などを訴えたが浸透しきれず、21万1419票。共産新人の住寄聡美氏は、消費税減税や改憲反対などで支持を呼びかけたが5万9481票。参政党新人の高野由里子氏は3万7281票、NHK党新人の山本貴平氏は1万6441票だった。
 岡山選挙区の投票率は2019年の前回を2・15ポイント上回り、津山市では44・37%で前回(43・47%)より0・9ポイント上昇。
 期日前投票では31万4987人が投票し、前回比1・12倍。
 当日有権数は156万2505人、津山市8万2244人。
 全国では、改選数124議席(選挙区74、比例代表50)のうち、与党は、自民63(改選55)、公明13(同14)、非改選議席(70)を合わせると定数(248)の過半数を上回る議席を確保。一方、野党は立憲民主が17(同23)と議席を減らした一方、維新は12(同6)に倍増。国民民主5(同7)、共産4(同6)、社民1(同1)、NHK1(同0)、無所属6(同8)など。与党と維新、国民民主など憲法改正に前向きな「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席を上回った。


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