岡山県津山市内3つのコーラスグループの合同記念コンサートが15日、同市のベルフォーレ津山で開かれる。90代3人を含む平均年齢83歳の愛好家計33人が大舞台へ向け、練習に励んでいる。
クリスタル・コール(池上益子代表、14人)は35周年、コーラス「赤い靴」(妹尾幸子代表、9人)は30周年、男・ディーズ(赤枝輝明代表、10人)は25周年を迎える。3グループの設立当初から指導している金島甫江さん(75)=兵庫県宝塚市=が指揮、井辺章子さん(69)=津山市林田=が伴奏を務める。合同コンサートは10年ぶり。
第一部では各グループが「気球に乗ってどこまでも」や「赤い花白い花」「野風増」「吉井川」など。第2部からマリンバ奏者・藤本美緒さんとシンガーソングライター・金島淳一郎さんがゲスト出演。「ふるさと」や「赤トンボ」などのほか「震災復興のテーマ曲」「沖縄返還そして未来へつなげて」をテーマに選んだ楽曲を披露する。
最初の合同練習がこのほどあり、3グループのメンバーは金島さんの指導のもと、通しで全楽曲を演奏した。細部を入念に確認しながら、息の合った美しいハーモニーを響かせた。
金島さんは「津山で35年間、皆さんに支えられながら私なりに音楽をやってこられたことはこの上ない幸せ。仲間とともに音楽ができる喜びが伝わるコンサートにしたい」と話す。男・ディーズの赤枝代表(74)は「僕たちは毎週練習していて、好きで歌っている。皆歌うことが大好き。年を取っても、こんなにも楽しく歌えるんだというところを見てほしい」と来場を呼び掛けている。
合同記念コンサートは午後1時開場、1時半開演。入場無料。