心温まるひととき 「菖蒲を愛でる会」 “復活の宮”作楽神社で/岡山・津山市

経済・産業 大勢の来場者で賑わった奉納行事=岡山県津山市で
大勢の来場者で賑わった奉納行事=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市神戸の作楽神社で4、5日、後醍醐天皇復活の宮「菖蒲(あやめ)を愛(め)でる会」(同神社崇敬会主催)が開かれた。境内で約3000本のアヤメが咲き誇るなか、院庄の忠臣児島高徳の故事にちなんだ歌や踊りが奉納され、大勢の来場者で賑わった。同時開催の書画展は10日まで。

 天候に恵まれ、清々しい青空が広がるなか、神楽殿前で奉納行事があった。岡山県鶴山吟遊会、陽音会、津山喜多会、津山情緒保存会、日本舞踊の藤間藤由哉さん、若柳良清恵さん、フォークシンガー・藤島大輔さん、童謡ひろばうたわらべが出演。吟詠や琴の演奏などが披露され、境内は爽やかな空気に包まれた。

 子どもの日はクイズラリーや宝探し大会といった多彩な催しが開催。また社務所では「児島高徳桜樹に題す図」展が開かれ、同神社所蔵の幕末以降の、「白桜十字詩」の故事にちなんだ書画約20点が展示された。訪れた人たちは、歴史ある神社の雰囲気を堪能しながら、心温まるひとときを過ごしていた。

 竹内佑宜同崇敬会長(77)は「地元の方が丹精込めて育てたアヤメが満開。今週いっぱいは楽しめそう。作楽神社を“復活の宮”として多くの方に知っていただくきっかけになればありがたい」と話していた。

同時開催中の「児島高徳桜樹に題す図」展
同時開催中の「児島高徳桜樹に題す図」展


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