新型コロナウイルス感染拡大により4月20日から臨時休校していた県立高校で1日、感染防止策を取りながら授業が再開した。今週は時間を短縮して実施し、来週から通常授業に戻す。美作地域8校のうち、津山高校=岡山県津山市=では7時間目まで行われた。
県教委では、体育や部活動以外ではマスクを着用してもらうほか、教室はこまめに換気し、始業時間前にドアノブや蛇口などの手が触れやすい箇所を消毒するといった予防策を各校に示している。
同校ではこの日、3学年とも1時間目をホームルームとし、放送で学校生活上の注意事項などを聞いた。2時間目からは、国語や英語、社会などの授業をそれぞれ40分ずつ受けた。マスクを着けた生徒たちは机に教科書を広げ、集中してノートをとっていた。
普通科2年・今西宏喜さん(16)は「授業の速さについていけるか不安だけど、頑張りたい。夏休みが短くなるのは気にしていない」と話した。
部活動も再開し、各部は、今後の活動内容などを話し合うミーティングのみ実施。今週は1時間以内に制限して練習を行う。
県立学校は、当初は休校を4月20日から5月6日までとしていたが、大型連休後の余波を考慮して31日まで延長した。学習の遅れに対しては、43日間の予定だった夏季休暇を9日間に短縮し、授業に充てる。
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マスクを着けて授業に臨む2年生
新型コロナの影響で休校していた県立高校、授業を再開/岡山県
- 2020年6月1日
- 教育・保育・学校