任期満了に伴う久米南町長選は、告示まで3週間を切った。美作地域ではコロナ禍で迎える最初の選挙となる。不特定多数の人が訪れ、密集も予想される投票所などでの感染防止策について、町の選管担当者に聞いた。
投票所は町内6カ所に設置する。それぞれ出入口にアルコール消毒液を置くほか、備品も来場状況などを見ながら随時消毒する。換気は、室内の暑さも考慮し、エアコンをつけながら適宜行う。職員や立会人は全員マスクを着用する。
特に多くの人が触れる筆記用具については、持ち込みを認める。ただし、水性ペンや書いた文字を消せるタイプのボールペンの使用は控えてもらう。
期日前投票の会場は、4年前までは町中央公民館内の小さな会議室だったが、今回は大ホールを使用し、記載台の間隔を十分にとって密状態を防ぐ。
また、広報紙6月号で、前回は午前中に混み合って午後2時以降少なくなる傾向にあったことを紹介したほか、マスクの着用、開票時の距離をとった参観などを呼びかけた。
町選管は「人口規模や投票所の数をみると密集はそれほど懸念されないが、出来る限り対策する。理解と協力をお願いしたい」としている。
告示は7月7日で投開票は12日。立候補者予定者説明会は6月23日、立候補届出関係書類の事前審査を30日、期日前投票・不在者投票の開始を7月8日に予定している。
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期日前投票の会場となる町中央公民館大ホール。記載台は間隔をとって配置する。
新型コロナ対策久米南町長選挙/岡山・久米南町
- 2020年6月17日
- 行政・公共