岡山県勝田郡奈義町馬桑地内の国道53号に架かる馬桑橋(通称ループ橋)で5日、岡山国道事務所による橋桁などの点検が行われた。
馬桑橋は1970年のしゅん工から半世紀が経過しており、延長180メートル。今月2日、地元住民から塗装片らしいものが落下しているとの連絡を受けて実施し、専門業者に委託した。
橋梁(りょう)中央部の約60メートル区間を対象に、専用車両から作業員が搭乗したバケットを降下させ、鉄製の桁や橋脚の赤く塗装された表面の状態を間近で目視。さらに作業員がロープで懸垂下降し、ハンマーによる打音でコンクリート部分に劣化箇所がないか、桁に腐食部分がないかを調べていった。
同事務所管理第二課では「詳しい結果が分かり次第、補修するなど適切に対処する」としている。
馬桑橋で点検作業が行われたのは、2017年11月以来約2年半ぶり。全国的に橋の老朽化が進む中、同事務所では県内の国道に架かる約1000橋を維持管理している。
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馬桑橋の桁や橋脚を点検する作業員
桑橋(ループ橋)で岡山国道事務所による橋桁などの点検が行われた/岡山・奈義町
- 2020年6月6日
- 行政・公共