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正月用のお飾り作りが最盛期

経済・産業
         

 

 正月用のお飾り作りが最盛期を迎えた。岡山県津山市下田邑の農業・中島昭治さん(79)、千恵子さん(75)夫妻は、「作州飾(かざり)」と呼ばれる伝統の作り方を守り続けている。宮尾の道の駅・久米の里などに出荷し、12月20日ごろから店頭に並ぶ予定。
 作州飾はわらの束を半分に分けた後、片方3本ずつにしてより合わせ、めがね型の輪っかを少し内側に閉じた状態にするのが特徴。穂が出る前の稲を夏場に青刈りし、乾燥させて10月から製作を始めた。
 両手をこするようにする「縄ない」をいとも簡単そうにこなすが、これが名人の技。縄を二つの輪っかにし、稲穂やダイダイ、ウラジロ、昆布、御幣などを飾り付けて完成させる。ダイダイは「代々家が続くように」、昆布は「喜ぶ」といった意味が込められている。大小1000個を目標に手作りし、同久米の里や市内の個人商店に出荷するほか、知人らに販売する。
 田邑地域はかつて正月飾りの産地だったが、生産者が減少し、この形を手がけるのは中島さん夫妻のみ。2人は「新年が明るく幸せな年になるよう心を込めて作っている。地域の伝統を大切に守っていきたい」と話している。
 問い合わせは、同久米の里(☎0868-57-7234)。事前注文を受け付けており、フルベジファクトリーの専用ダイヤル(☎080―4066―8229)へ。


「作州飾」作りに励む中島昭治さんと千恵子さん


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