津山ひかり学園 虐待事件

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 川崎の障害児入所施設「津山ひかり学園ひかりの風」で、重度の知的障害がある16歳の男性利用者に対して口にトイレットペーパーを入れたり蹴ったりする虐待をしたとして、津山署は18日、職員だった男2人を暴行の疑いで逮捕した。ともに容疑を認めている。この事件をめぐっては、虐待を通報したと思い込んだ他の職員を共謀して脅迫したとして9月にも逮捕していた。
 施設を運営する社会福祉法人・津山社会福祉事業会(同所)や同署によると、2人は井口、元臨時職員の児童指導員・女性容疑者(58)と大田、元正職員の看護師・男性容疑者(46)。
 同署の調べでは、男性利用者に対し、女性容疑者は今年6月28日午後5時過ぎ、額や足をトイレットペーパーのロールで殴打した上、紙を丸めて口に入れるなどし、男性容疑者は同年8月29日午前7時半ごろ、顔面を平手で叩いて転倒させ、尻を蹴るなどした疑いがある。けがはなかった。運営側の調査ではいずれも被害者の食事中に発生。大声で怒鳴るなどの心理的虐待も認められた。
 9月14日に虐待を訴える連絡が施設にあり、県が24日に立ち入り検査を実施。2人は翌日、通報者だと考えた同僚職員を、川崎の東部運動公園付近で、バットやゴルフクラブを手に「津山に住めんようになるぞ」「家も分かっとんじゃけえな」などと脅迫し、同署が暴力行為法違反の疑いで26日に逮捕していた。10月15日に起訴されている。
 同事業会は18日、市内で記者会見を開き、別施設での虐待事案の際に立ち上げた虐待防止委員会が調査し、勾留中の2人の弁明書が提出されるのを待って10月15日付で懲戒解雇処分を下したと明らかにした。被害者や保護者、他の約20人の利用者の家族らにも謝罪したとし、今後、職員研修などを強化して再発防止を図るとしている。
 久常勝實理事長は「互いに気が付いた点があれば指摘、注意し合える風通しの良い職場環境づくりに一層取り組んでいきたい。二度とこのような事案が起きないよう職員のスキルアップに努める」と陳謝した。


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