津山国際環境映画祭上映映画ロケ

イベント 津山国際環境映画祭上映映画ロケ
         

 第2回津山国際環境映画祭(同実行委など主催)で来月上映される短編映画「十六夜の月子」(仮題)のロケが、14日から17日まで市内で行われ、俳優や芸人ら出演者、市民エキストラも撮影に臨んだ。
 「十六夜の月子」は、下横野出身の映画監督・頃安祐良さん(36)が監督・脚本を手掛け、観光庁の実証事業「あたらしいツーリズム」の一環によるプロジェクト。
 ストーリーは、津山出身の映像作家の安田啓介が、知人から母校の津山高校を舞台にした自伝的小説の映画化の依頼を引き受けて撮影に臨むうち、原作に登場する「月子」が事故で亡くなった初恋の「あの子」に重なり、苦悩しながら制作に向き合う。そして凱旋(がいせん)上映会であの子に関する新たな真実が明らかになる―という展開。30〜40分のショートムービーとなる。
 15日は啓介とあの子との回想シーンを総社の神楽尾公園で撮影。俳優の前原瑞樹さんとamiさんが、頃安監督に微妙な感情表現などの指示を受けながら思春期の2人を演じた。このほか14日は城東地区の場面に吉本興業のお笑い芸人、オール阪神さんとアントニーさんも出演し、16日は津山文化センターの凱旋上映会のシーンに多数のエキストラが参加。17日は津山城、津山高、商店街でも収録した。
 頃安監督は「生まれ育ったまちで映画を撮れたことを光栄に思う。ちょっと風変わりな作品だが、津山の魅力を広く発信するとともに、地元の皆さんにも再発見してほしい」と話した。
 短編映画は2月14日、津山文化センターで先行上映し、3月に沖縄国際映画祭、夏以降に東京の劇場でも上映される予定。先行上映に合わせ、ロックバンドBzのボーカル・稲葉浩志さんのいとこの作家・稲葉なおとさんの特別講演、谷口圭三市長や小嶋光信両備グループ代表らのシンポジウムもある。
 参加申し込み、応募方法などは同映画祭ホームページhttp://bbitotsuyama.com/eigasai/
 問い合わせは、津山文化振興財団(☎240201)。
p神楽尾公園のロケで俳優に指示をする頃安監督(左から2人目)

p回想シーン撮影のひとコマ


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