津山工業高校土木科の生徒が16日、大谷の津山駅付近を出発点に、国土交通省中国地方整備局・岡山国道事務所の職員らと歩道の異常、破損箇所の点検をした。将来の土木技術者を育成するプロジェクトの一環で同校での実施は4回目。
3年生6人が「岡山道路パトロール隊」と書かれたベストを身に付けて参加。同事務所津山出張所の職員らの説明を聞きながら、昭和町から伏見町までの国道53号沿い約700?の排水溝や植木帯のブロック、防護柵など隅々まで確認した。-
足元の電線共同溝用の鉄蓋(てつぶた)で異常を見つけた生徒たちは、「道路管理者へ報告する時は、発見した場所がわかるように遠景も撮り、破損箇所を写した写真と一緒に合計2枚を送る」と指導を受けながら専用のスマートフォンで撮影して送信。別の生徒が位置をメモしていた。
牧田大輝さん(17)は「人材が不足していると聞いた。その中で町の安全を守る手助けがでれば」と話した。取り組みは今後4回程度実施する予定。
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異常個所をスマートフォンで撮影する津山工業の生徒たち
津山工業高校生、道路の異常個所点検