津山市の本年度文化功労者表彰伝達式、日笠治郎氏に表彰状、メダルなどが贈られた。

　津山市の本年度文化功労者表彰伝達式が22日、山北の市役所であり、地域農業の振興に尽力した元市農業委員会会長の日笠治郎氏（83）＝種＝に表彰状、メダルなどが贈られた。
　新型コロナウイルス感染拡大のため３日の式典を延期、規模を縮小して市幹部職員ら９人が出席。
　谷口圭三市長が表彰し、「今後も豊富な知識と尊い経験を生かし、市の発展のためご指導願いたい」と式辞を述べた。来賓の岡安謙典市議会議長が祝辞。
　日笠氏は「身に余る光栄。心から感謝申し上げる」と謝辞を述べた。
　日笠氏は１９９０年から市農業委員となり、２００２年から同委員会長、06年から県農業員会副会長も務め、行政に届ける農業者の意見集約や農地有効活用、後進の育成など、今年７月まで30年にわたり魅力ある地域の農業経営基盤確立に取り組んだ。
　市文化功労者は１９５０年から条例に基づいて表彰し、被表彰者は３年ぶり。今回で74件（71人、３団体）となった。