新型コロナウイルス感染防止のために臨時休校していた学校の再開に向けた指針を文科省が公表したことを受け、津山市教委は25日、現時点での春休み期間中や新学期の対応を決めた。
同省からは、休校要請を新学期から解除するとした上で、▽換気の悪い密閉空間▽多くの人が密集▽近距離での会話―の3条件が重なる状況をつくらないことが学校再開の条件として示された。
市内小中学校も、家での体温測定や校内での手洗いなどの対策をとり、3条件の回避を徹底して再開する。
春休み中は、運動不足やストレスの解消を目的として、部活動を解禁。当面の間は合宿や練習試合を行わない。未学習内容は宿題や補習などで対応する。
新学期については予定通り、始業式は4月7日に、入学式は、小学校が8日に、中学校が9日に実施。修了式や卒業式と同様に規模を縮小する。授業も日程通り始める。風邪の症状を訴えたり感染を心配したりする児童生徒は自宅で休み、欠席扱いにしない。春に計画している修学旅行は秋などに延期することを検討する。
この日は、全35校の校長との臨時会合を岡山県津山市山北の市役所東庁舎で開き、対応について協議。「消毒液の備蓄が少ない」という意見に対し、市教委は「4月3日に各校長に配布する」、「検診はどうすれば良いか」という質問には「本来の6月末までの期限は来年度内に延びた」と答えた。
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春休みや新学期の対応について協議した校長との会合
津山市教委、現時点での春休み期間中や新学期の対応を決定/岡山・津山市
- 2020年3月27日
- 教育・保育・学校