津山市議会トピック

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 「津山城(鶴山公園)入り口の冠木門の整備は考えられないか」。石垣の整備とともにもう一段のインパクトが必要では、との市議の質問に市側が答弁した。
 今村観光文化部長は「建造物復元にあたっては、図面・古写真・発掘調査の情報が必要だが、冠木門については古写真がない。こうした場合に、手持ちの資料を多角的に検証して再現することにより、史跡全体の保存・活用を推進する『復元的整備』という手法がある」と説明。
 これを実施するには「『保存活用計画』などで、史跡の本質的な価値を構成する建造物として特定されていることが必要になる。復元的整備を行うためには次期『史跡津山城跡保存活用計画』(第?期)の中で、具体的に明記する必要がある。今後、史跡津山城跡整備委員会の先生方の指導も受けながら復元的整備の具体案について研究していく」とした。
 谷口市長は「冠木門は津山城跡の正面玄関であり、来訪者が最も目にする場所。私としても専門家の指導をたまわりながら、検討していきたい」と答えた。
 石垣改修工事の現況については、2019年度から始まった二の丸東側石垣の修理は本年度で終了予定。また、二の丸南西隅の石垣の測量・変位計測を実施しており、修理の必要性について検討を進めている。今後の整備計画としては、25年度までは「第?期史跡津山城跡保存整備計画」に基づき、虎口通路整備を進める。26年度以降は、「(仮称)史跡津山城跡保存活用計画(第Ⅲ期)」を策定し、引き続き保存活用に努めていく。


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