◎…麦秋の時季となり、津山市内では小麦の収穫が最盛期を迎えている。今年も天候に恵まれ、例年通り順調に育ったという。黄金色に実った穂が初夏の風にそよぐ風景の中、コンバインが軽快に刈り進んでいく。
◎…農事組合法人AKファーム(安井)のほ場(約6・5ヘクタル)では10日、産地品種銘柄に認定された強力小麦「せときらら」の刈り取りを始め、作業を進めている。影山啓介理事(81)は「品質の良い小麦を届けるため、今週中に刈りいれを終えたい。しばらく晴れの日が続くように願う」と話す。
◎…市農業振興課によると、市内全体の今年の作付面積は153ヘクタルで、栽培品種は強力粉になるせときららと、薄力粉に加工される「ふくほのか」。計約400トンの収穫を見込んでいる。小麦は乾燥調整後にJAの専用施設(横山)で製粉され、市産小麦粉ブランド「津山のほほえみ」として市内の直売所に並ぶ。
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豊かに実り、収穫される小麦=安井で
津山市 小麦収穫
- 2022年6月14日
- 自然