学校運営に保護者や地域住民らが参画する「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」を導入した勝北中学校(原)と鶴山小学校(志戸部)は27日、第1回「学校運営協議会」を開いた。津山市教委から協議会の(運営)委員に任命された代表者たちと教員は、協同して行う取り組みについて活発に意見を出し合った。
勝北中学校では16人が参加。児島みどり校長が「一体となって子どもたちを育てるだけでなく、地域の活性化につながるなど互いに実りのあるものにしていきたい」とあいさつした。
協議では、生徒たちの校外活動や地域の人たちが校内でできる支援について話し合った。「公民館で中学生によるイベントを開催する」、「地域の人が部活動の指導にあたる」といった案に対し、「生徒たちもやる気になり、楽しめる」などの意見が上がった。
また、来年度から変更する制服の概要説明があり、「男女別にしたデザインになるのか」という質問に対し、児島校長は「生徒たちの多様性を尊重する。そのために校則などを見直していく」と話した。6月に2回目を開催し、より具体的に計画し、進めていく。
コミュニティ・スクールの導入は市内で中学校は2校目、小学校は初となる。昨年度、津山東中が市内で初めて取り入れた。市教委は、2024年度中を目途に、市立全35小中学校の導入を目指している。