津山東高校=岡山県津山市=で10日、津山地域の企業の魅力を伝えるプロモーションビデオ(PV)の制作講座が始まった。普通科2年生24人が受講し、来年1月の発表に向けて取材や映像編集に挑戦していく。
5年目を迎えた今年は製造、サービス、医療・福祉関連の企業など計12本のPVを作る。メディアプロデューサーの榎田竜路さん(56)=神奈川県=を講師に迎えた。夏季休業中の取材期間をはさみ、全9回を予定している。
この日は、オリエンテーションとして、取り組む意義などを聞いた。新型コロナウイルス感染拡大を受けて津山に来られなかった榎田さんは、スクリーン越しに、コミュニケーション能力が身につくと説明。「見ているものの本質を引き出し、整理し、組み合わせて価値を生み出す力であり、将来にわたり必要になる」と語った。
松坂晃輔さん、髙原瑠那さんは「多くの人に見てもらえる作品にしたい。取材先の企業や人に合った雰囲気に仕上げたい」と意気込んでいた。
地域との関わりを深めながら表現力や探究力を養う同校独自の総合学習「行学」の一環で、若者の定住促進を図る津山市などと協働で実施している。
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PV制作に取り組む意義について教わる生徒たち
津山東高で企業の魅力を伝えるPVの制作講座が始まる/岡山・津山市
- 2020年6月11日
- 教育・保育・学校