津山署と同署管内金融機関防犯協力会、津山田町郵便局の局長・森下洋二さんと局員の村上まゆこさんに感謝状

　詐欺の被害を未然に防いだとして、津山署と同署管内金融機関防犯協力会は28日、津山田町郵便局（田町）の局長・森下洋二さん（55）と局員の村上まゆこさん（36）に感謝状を贈った。
　同署と同郵便局によると、市内の50代女性が８月24日午前９時ごろに来店。雑貨店開店に向けた商品購入費用としてマレーシアの知人に25万円を振り込みたいと話し、詐欺を疑った森上さんが通報した。女性からは５日前に同郵便局に電話があり、応対した村上さんが、海外への送金について尋ねてきたのを不審に思い、局内に周知していた。
　贈呈式は林田の同署であり、岡秀明署長が感謝状を手渡した。２人は「お客さんから話をしっかり聞いたのが防止につながった。今後も寄り添いつつ、警察とも協力しながら食い止めたい」と話していた。
　同署生活安全課によると、管内で今年認知している詐欺は３件で、被害額は計６０５０万円（28日現在）。そのうち１件は市内の80代女性が５２００万円も詐取されている。
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岡署長から感謝状を受け取る森上さん