津山藩森家ゆかりの妙願寺(戸川町)で継職奉告法要が営まれ、第15代の森嵩正住職(90)から、孫で第16代の森順正住職(26)への継承が報告され、新住職就任を祝った。
門徒ら約100人が参列。読経や焼香、達書の伝達などに続き、森宗家当主の森可展さん(神奈川県鎌倉市)が祝辞を述べた。順正新住職は「歴代住職や多くの門徒のみなさんの尽力を思うと身が引き締まる思い。親鸞聖人が90年の生涯を通して示してくれた教えをよりどころに、その心にかなう活動をしていく所存」とあいさつした。引き続き、森藩時代を語る会の高山科子会長による記念講話などが行われた。
同寺は、岐阜県の美濃金山城主だった森忠政が津山藩主になったのち、1617(元和3)年、金山に妙願寺を建てた母・妙向尼を弔うため現在の地に移したとされる。住職交代は43年ぶり。
津山藩森家ゆかり 妙願寺 継職奉告法要
- 2022年4月15日
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