津山西ロータリークラブ(RC)は25日、阿波にある尾所の桜(岡山県天然記念物)の敷地内でベンチと花壇のメンテナンス作業を行った。
同RCでは2014〜15年度、「一本桜を地域の宝として次世代へ繋(つな)ぐプロジェクト」として、木製ベンチの寄贈と花壇の設置を行った。毎年5月に花壇の草取りと補植を実施しているが、12基あるベンチの経年劣化のため、今年はメンテナンスに取り組んだ。
メンバー23人が参加した。ベンチ周辺の草取りをした後、塗装専門業者に教わって不織布研磨材でベンチ表面の汚れやコケなどを除去。続いて、はけを使って丁寧にペンキを塗っていった。1回目の塗装が乾く合間に花壇の手入れを行い、ツツジ6本を植え替えた。
桜の周辺の景観はすがすがしくなり、中村早百合会長は「美しい一本桜を次の世代につなげるため、今後も活動を続けたい。訪れる人たちに豊かな自然の中でゆっくりと桜を楽しんでもらえれば」と話していた。
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ベンチの塗装に励むメンバー