皆木佽耿さん「美作国 (岡山県北部) 中世史の探訪」自費出版

歴史・文化 本紙に連載された原稿をまとめた『美作国(岡山県北部) 中世史の探訪』
本紙に連載された原稿をまとめた『美作国(岡山県北部) 中世史の探訪』
         

 美作郷土史家・皆木佽耿さん(77)=東広島市=が、本紙随想欄で連載した原稿をまとめた『美作国(岡山県北部) 中世史の探訪』を自費出版した。「喜寿の記念につくった。コロナ禍で津山へ行けないので、ご希望の方はご一報を」としている。
 2013年4月から21年11月までに掲載された19編を収録。「中世・美作の仏師たち」「美作国・古寺探訪」「中世の美作国の偉人たち」「皆木の地名探しの旅」「正宗神社・刀と信仰」「再考 草苅家文書」―など。
 20年3月23日掲載の「草苅景継が将軍・足利義昭に献上した太刀」は、矢筈城跡保存会の会報「矢筈山」に掲載。またエッセイ「史料から観る岩屋城の攻防戦」が会報「美作の山城」に掲載された縁で津山のFM局に出演し、医王山を登ったことをつづった「初めての経験と山城探訪」は20年11月27日掲載。
 皆木さんは「郷土史家の使命は伝えること。随想は研究誌用ではないが、情報伝達の役目を果たしてくれた。随想を通して多くの歴友ができ、ご教示をいただき感謝している」と話している。
 皆木さんは美作国域の歴史を約30年にわたり研究。祖父母が奈義町出身で、美作地域の史跡をたびたび訪れ、地元の郷土史家らと交流を深めている。著作は『倭文地区の中世3 賀茂別雷神社倭文庄関係文書を読み解く』など多数。
 本はA4判25ページ、津山朝日新聞社で印刷。
 皆木さんは希望者に本書を進呈している(送料210円)。〒739―0022 広島県東広島市西条町上三永1795 電話・FAX(082―426―2208)。
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本紙に連載された原稿をまとめた『美作国(岡山県北部) 中世史の探訪』


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