県観光課 大型観光企画後押し 回復鈍化見通し

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 県がまとめた7月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では48万1730人で、新型コロナの感染拡大が続く中でも経済回復に向けて行動制限のない夏が3年ぶりに戻り、前年同月比14・4%増、コロナ禍影響前の2019年同月比では3・1%減。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。大型観光企画の岡山デスティネーションキャンペーンがスタートし、旅応援割も県内外からの誘客を後押しした。
 美作県民局エリアの10施設は14万9494人で、前年同月比11・1%増、19年同月比では5・1%増。このうち津山城(山下)は3627人で前年同月比48・2%増、19年同月比16・7%増。津山まなびの鉄道館(大谷)は4935人で前年同月比32%増、19年同月比8・3%増。ノースビレッジ(勝央町岡)は2万3538人で前年同月比79・5%増、19年同月比33・8%減。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は13万4175人で前年同月比17・3%増、19年同月比11・3%減。備中県民局エリアは19万8061人で、同15%増、同2・7%減だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた35施設の宿泊者数は前年同月比25%増、19年同月比14・8%減。
 県観光課では「8月は全国的な感染急拡大を受けて県下にBA5対策強化宣言が出され、感染リスクの高い行動を控える傾向も見られるため、回復基調が鈍化する見通し」としている。


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