県重要無形民俗文化財・郷原漆器の絵付け体験授業

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 県重要無形民俗文化財・郷原漆器の絵付け体験授業が7日、富原小(真庭市若代)で行われた。5、6年生計6人は初めてふれる蒜山地域の伝統工芸に興味津々の様子。作業を楽しみながら学んだ。
 5年生4人、6年生2人が参加。郷原漆器の館(蒜山上福田)の?月國光館長(46)や総社市の漆芸作家・塩津容子さん(75)の話に耳を向け、「木製の椀(わん)は保温性が高く、日用品として古来、蒜山の人々の間で親しまれてきた」といった特徴や材料の漆について教わった。
 その後、教員も参加して絵筆を手に取り、赤、青、緑色などの顔料を混ぜた「色漆」を使って箸やスプーンを彩色に挑戦。さまざまな色を使い市松やストライプ、水玉模様やイラストを描き、思い思いの作品を仕上げた。出来栄えを見た塩津さんは「自分の思いを見事に形にしていて、個性的ですばらしい」と褒めていた。
 6年・上田駿介君(12)は「蒜山は富原から遠く、あまり知らなかったから学べてよかった。興味がわいたので市内各地のことも勉強してみたい」と話した。
 体験授業は、真庭市の「芸術アウトリーチ事業」の一環。芸術や文化に関心を高めてもらうのを目的に市内各小学校で実施している。
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絵付け作業に挑戦する子どもら


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