真庭市の地域活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の新隊員に、樋田碧子さん(37)=大阪府出身=が着任した。森林インストラクターの資格を生かし、蒜山地域を中心に幼児らを対象にした「自然保育」などを行う。
着任前は、大阪府を拠点に、里山の伝統文化環境保全などのボランティア活動をしていた。3年前から真庭市の元地域おこし協力隊が運営する自然体験型キャンプ施設「はにわの森」のイベントに参加して、地域住民らと触れ合う中で同市の魅力を感じたという。
1日に着任し、報告会が8日、久世の市役所で行われた。樋田さんは「真庭の自然の中で子どもたちが遊び学べる場が作れるよう、皆さんと活動していきたい」と意気込みを語った。太田昇市長は「これからの社会のあり方、次世代の育成などを一緒に考えていこう」と激励した。
任期は1年で、最長3年間まで更新する。同市内で活動する隊員は7人になった。
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着任報告をする樋田さん
真庭市地域おこし協力隊 新隊員