◎…空が高くなり、日一日と秋の気配が深まっている。総社の黄金色に染まった田んぼのあぜみちでは、ワレモコウの濃紅色の穂がそよ風になびいている。
◎…「吾(われ)も亦(また)紅(くれない)なりと ひそやかに」と歌にも詠まれる咲き姿はどこかはかなげ。同所の田んぼで稲刈りの準備をしていた石田宣明さん(80)は「草刈をしていても必ず残す。暑くても秋を感じられていい」と話す。
◎…今年の中秋の名月は10月1日。ススキとともに供えられることの多いワレモコウ。今年はコロナの影響で月見イベントはなさそうだが、自宅で月光に照らされた花穂(かすい)を楽しむのもいい。
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田んぼのあぜに咲くワレモコウ=総社で
総社の黄金色に染まった田んぼのあぜみちでは、ワレモコウの濃紅色
- 2020年9月11日
- 自然