1日から対面授業を再開した美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=は、新型コロナウイルス感染防止対策として、調理実習などでフェースシールドを使った授業を行っている。
同大は4月22日に対面授業を一旦中断、オンライン授業を実施していたが、緊急事態宣言が解除されたことなどを受け、対策を徹底した上で授業を再開させた。その一環で透明なフェースシールドを購入し、必要とする学科に配布、教員と学生が着用して講義を実施している。
16日は食物学科1年生の実習があり、43人がマスクを着けた上で使用。台の除菌といった各種対策にも気を配りながら、タケノコご飯などの調理に取り組んだ。
「お互いの声が聞き取りづらい場面もあるけど、視界は全然気にならない。みんなで行う実習の再開がうれしく、今後も3密に注意しながら資格取得に向けて頑張りたい」と上野葉唯梨さん(18)。人見哲子特任准教授も「食物を扱う授業なので飛まつなどには特に注意し、試食でも学生同士が対面しないよう配慮したい」と話していた。
p
フェースシールドを着用して実習に臨む学生たち