美咲署=岡山県久米郡美咲町=は、特殊詐欺啓発仕様の暑中見舞いはがきを、管内=美咲町、久米郡久米南町=の全8小学校の児童734人に配布した。メッセージを添えてもらい、被害に遭うのが心配な祖父母らに届ける。
同署が同署管内防犯連合会などと企画。郵便局が夏限定で販売する「かもめ〜る」の表に留守電設定を活用した電話手口への対処法などを載せ、裏に一言書く欄を入れた。
旭小学校=美咲町=の6年生・前田美紗さん(12)は「ナンバーディスプレイの画面に知らない番号が出たら出ないでくださいね」、5年生・河井志月君(11)は「ちょっとでもあやしかったらすぐ電話を切ってね」などと記入した。近くに住む祖父や祖母に手渡すという。
2人は「詐欺の電話は怖い。おじいちゃんおばあちゃんは、このはがきを見て防犯意識を高めてほしい」と話していた。
県内で今年上半期(1〜6月)に認知された特殊詐欺は49件で、被害総額は3億0480万円に上る。
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特殊詐欺啓発仕様の暑中見舞いはがきにメッセージを書いた旭小の児童
美咲署、特殊詐欺啓発仕様の暑中見舞いはがきを小学校に配布/岡山・美咲町