若手美術家5人によるグループ展「Coexist―共存―」が奈義町中島西のギャラリー・フィクサで開かれ、多彩なジャンルのアート作品に来場者が見入っている。30日まで。
濱口綾乃さん(愛知県)、小林万里子さん(埼玉県)、染谷悠子さん(千葉県)、田中彰さん(茨城県)、七搦綾乃さん(広島県)が近作約30点を出展。
濱口さんの油彩「moment」は、ハスをモチーフに水面らしからぬ不思議な空間を醸し、小林さんのテキスタイルの大作「熱と水」は、生き物たちを育む母なる森の力を感じさせる。染谷さんのミクストメディアは、空想の物語の世界を淡い色遣いで表現。七搦さんの木彫は、布を被った人物が強烈な存在感を放ち、田中さんの木版画は、釣魚を題材にうろこより細密に彫った模様が美しい。
グループ展を企画した画家の花房紗也香さん(同所)は「それぞれ自然や生き物をさまざまなアプローチで表現しているアーティストたちで、人との共存をテーマに作品を選んでみた」と話している。
午前10時〜午後6時。(月、火曜日定休)。
問い合わせは、フィクサ(☎080―1942―0769)。
p
若手美術家の意欲作が並ぶ会場
美術家グループ展
- 2021年5月12日
- イベント