美術家・太田三郎さんの切手をモチーフにした作品、兵庫県と福島県の3美術館で展示

芸術 美術家・太田三郎さんの切手をモチーフにした作品、兵庫県と福島県の3美術館で展示
         

 切手をモチーフにした作品で知られる岡山県津山市北園町の美術家・太田三郎さんのアート作品が兵庫県と福島県の3美術館で展示されている。
 兵庫県の2館は収蔵作品展として企画。西宮市の大谷記念美術館は、16人の作家による「ひろがる美術館ヒストリー」を9月27日まで開いている。太田さんは、植物の種を和紙に封入した「SEED PROJECT from HYOGO」20点組。2000年に同館で個展を開いており、同市周辺で採取したヨウシュヤマゴボウやアオカモジグサなどの種を封じ込めて切手の形にしている。
 神戸市灘区のBBプラザ美術館では、「コレクションにみる 拡(ひろ)がる現代アート 眼で聴き、耳で視(み)る」を8月28日まで開催中。現代美術作品約100点を紹介する内容で、太田さんは同館周辺で集めた種子を葉書に漉(す)き込んだ作品「SEED CARD」を並べている。
 福島市の福島県立美術館は、「もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020」を8月30日まで。太田さんの作品は、太平洋戦争をテーマにした「Post War46-47 兵士の肖像」7点組(和歌山県立近代美術館所蔵)が出品されている。

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西宮市大谷記念美術館のコレクション展に出品されている太田さんのアート作品


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