舞台を彩るフラワーアート 「パストラーレ木管五重奏with打楽器 津山公演」、装飾にも注目/岡山・津山市

芸術
「パストラーレ木管五重奏with打楽器 津山公演」舞台装飾の制作風景(提供mimosa)
         

 8月18日に岡山県津山市のベルフォーレ津山で開かれる「パストラーレ木管五重奏with打楽器 津山公演」。演奏とともに注目したいのが、舞台を彩るフラワーアート。

 装飾を手がけるのは、花や植物をモチーフに紙のアートで空間装飾を行うフラワークリエイションチーム「mimosa(ミモザ)」。

 クラシック音楽公演の舞台は今回が初挑戦となるが、繊細な造形と色彩で構成された花々の制作が進められている。

 代表の保坂安美さんは、今回の取り組みにいたるきっかけとして「主催者とのやりとりの中で熱意とご縁を感じ、初めての空間でチャレンジしてみたいという気持ちもありました」と語る。

 デザインには、公演する室内オーケストラグループ「アンサンブル・パストラーレ(Ensemble Pastorale)」の主宰で東京フィルハーモニー交響楽団首席ファゴット奏者の廣幡敦子さんの意見も反映。「出演者に男性が多く、夏の公演ということでブルー系のお花でまとめました。ただ、それだけではなく、廣幡さんの柔らかで優しい印象も装飾で表現したいと思い、色合いにこだわりました」という。

 観客に対しては、「音楽を楽しむように、自由に装飾も楽しんでほしい」と呼びかける。

 これまで大手百貨店やイベント、展示空間などの装飾を多く手がけてきたが、「空間の広さが一番の違い。できるだけ広がりを感じられるように心がけています」と話す。

 音楽とフラワーアートが織りなす一夜限りの舞台に、期待が高まる。

舞台装飾の制作風景(提供mimosa)
作品の制作風景(提供mimosa)

「パストラーレ木管五重奏with打楽器津山公演」は、8月18日に新魚町のベルフォーレ津山で開催。午後6時半開場、午後7時開演。全席指定席、一般3000円、18歳以下2000円。

フルート:満丸彬人(オーケストラ・アンサンブル金沢)
オーボエ:荒川文吉(東京フィルハーモニー交響楽団)
クラリネット:アレッサンドロ・ベヴェラリ(東京フィルハーモニー交響楽団)
ファゴット:廣幡敦子(東京フィルハーモニー交響楽団)
ホルン:日橋辰朗(読売日本交響楽団)
打楽器:秋田孝訓(東京フィルハーモニー交響楽団)

プレイガイドはベルフォーレ津山、津山文化センター、ヨシダミュージック、津山朝日新聞社。

主催津山朝日新聞社。特別協力ECMA。後援津山市、鏡野町、津山市教育委員会、鏡野町教育委員会、明誠学院高等学校、(公財)東京フィルハーモニー交響楽団。助成あさひ企画、(公財)津山文化振興財団。

問い合わせは津山朝日新聞社(電話0868-22-3135) 
イベントサイト https://tsuyamaasahi.co.jp/classic-20250818/

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