吉井川漁協=岡山県津山市=は14日、管内の本支流にモクズガニ計10キロ、約100匹を放流した。
漁期(9月1日~1月末)に合わせて例年実施し、今回は島根県の高津川で捕れた甲羅の径6、7センチのサイズ。本流上流部、広戸川、横野川、皿川に各2.5キロを配分した。
このうち岡山県津山市下横野地内の横野川では、流れの緩やかな場所に松田安弘組合長がバケツから放ち、カニたちは元気に足を動かして深みに消えた。
松田組合長は「食べごろのサイズがそろい、愛好者に楽しんでもらえる」としている。
管内のカニかご漁には、遊漁料金一等の日券(3300円)か年券(1万1000円)が必要。
モクズガニはつめに”藻くず”のような毛が生え、体色は緑褐色。秋から冬にかけて味がよくなり、汁物などにされる。
![放流前のモクズガニ](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/73a9601363d12421c58dd5d246d99c58-1024x683.jpg)
![モクズガニを放流する松田組合長=岡山県津山市の横野川で](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/567f6aa0f9551848c42b6eff372e887c-1-684x1024.jpg)