連合町内会久米支部(山田誠支部長)は17日から、新型コロナウイルス感染予防対策で入手が困難になっているマスクづくりを、地域内寺院の協力を得て開始した。月末までに約500枚を目標に作製し、学校や福祉施設に配布する計画。
圓光寺(久米川南)、大宝寺(同)、等覚寺(宮尾)の3寺が所有するさらし計40反を、布マスクづくりに役立ててほしいと同支部に提供。地域住民の力を結集し、なんとしても同ウイルスに打ち勝とうと取り組みを決め、防災無線で製作協力を呼びかけた。
同日は宮尾の久米ふれあい学習館でさらしの引き渡しがあり、協力に応じた住民約30人が集まった。山田支部長が「国の全地域への非常事態宣言が出された。地域が一丸となって難局を乗り切りたい」とあいさつ。続いて、集まった人たちに大人用、子ども用の型の作り方、耳にかけるゴムひもも入手しにくくなっておりストッキングで代用すること、1反あたり、17〜20枚が作れ、1反につき7枚を供出することなどを説明した。
久米川南の青瀬八須子さん(75)は「たくさん作れるかどうか自信はないが、精いっぱい頑張りたい」と話していた。
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マスクづくりの説明を聞く住民たち
連合町内会久米支部、地域内寺院の協力でマスクを作製/岡山・津山市
- 2020年4月21日
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