岡山県勝田郡奈義町滝本の陸上自衛隊日本原駐屯地で28日、自衛官を目指し今春から訓練を重ねてきた候補生の修了式が行われ、38人(18〜30歳)が新任地で始まる専門分野教育に向け、決意を新たにした。
家族や来賓ら約100人が出席。中川理駐屯地司令が一人ひとりに修了証書を授与。岡本樹生さん(18)=岡山県倉敷市=が旅団長賞、鈴木良介さん(18)=岡山県赤磐市=は特科隊長賞、畠山啓吾さん(21)=岡山県津山市=、齋藤晴記さん(23)=岡山県岡山市=が教育隊長賞を受けた。
任地の告達後、中川駐屯地司令が「新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、諸君らはすべての教育訓練を終了した。立派に成長した三カ月間の努力に対し、敬意を表する。真に国民から信頼され、真に戦える立派な陸上自衛官・社会人となるよう一層の健闘を期待する」と式辞を述べた。
新隊員は7月から、2等陸士として全国各地の部隊に配属され、職種ごとに訓練を受ける。日本原駐屯地は14人。
写真
修了証書を受け取る新隊員
陸上自衛隊日本原駐屯地修了式/岡山・奈義町
- 2020年6月29日
- 行政・公共