岡山県津山市二宮の高野神社境内にトイレが新築され、参拝者らの利便性が向上した。24日にしゅん工式を行い、完成を祝った。
美作国二宮として知られる同神社は、県重文に指定されている本殿の屋根の改修が完了したことから、遠方を含めて参拝者が増えているという。古くなったトイレの改修を求める声が以前からあり、課題になっていた。
神社の第2期修復工事として3月上旬に着工。木造21平方メートルで、男子・女子トイレに分かれ、内部はLED照明で明るい。壁面に焼き杉を使うなど周囲の景観に配慮し、木のぬくもりを感じられるデザインと造りになっている。建設・解体業のグリーンベルト(二宮、畝岡昭一社長)が設計・施工を手がけ、尽力した。
しゅん工式は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、総代会や神社役員、同社社員らの少人数で行った。河原仁司宮司は「長年の夢がかない、大変うれしく、感謝しています。お年寄りにも使いやすいトイレなので、大切にしていきたい」と話している。
新型コロナウイルス対策として、当面は神社職員がいる時間のみ利用できる。
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高野神社に完成したトイレ