向陽小学校(二宮)で25日、総合的な学習「つやま郷土学」の時間を活用したお正月のお飾り作り体験があり、5年生45人が地域に古くから伝わる製法に挑戦した。
「作州飾(かざり)」を継承する下田邑の農業・中島昭治さん(79)、千恵子さん(75)夫婦と、田邑まちづくり活性化協議会会員8人が講師を務めた。
お飾りに込めた願いなどについて話を聞き、地域独自のお飾りの形を教わった。わらの束を半分に分けたあと、片方3本ずつにしてより合わせ、輪っかを少し内側に閉じた状態にする。子どもたちは教わりながら真剣な表情でしめ縄を編み、紅白の水引で仕上げた。
山田悠惺君は「少し難しかったけれど、いいのができた。お正月に飾ってみたい」と話していた。
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地域伝統のお飾りづくりに挑戦する子どもたち
向陽小学校(岡山県津山市二宮)でお正月のお飾り作り体験