岡山県津山市の「ブックスタート事業」を支援しようと、山田養蜂場(岡山県苫田郡鏡野町市場)は11月30日、乳幼児向けの絵本700冊を同市に寄贈した。
今回贈ったのは「にじいろのはちみつ」で、一昨年の「ミツバチの絵本コンクール」のストーリー部門で最優秀賞を受賞した作品を絵本化した。当時4歳だった松村高臣君が作った物語で、絵はやませみふぶきさんが担当。リズミカルな文章と色鮮やかな絵が特徴で、想像力が膨らむ内容になっている。3〜4カ月を対象にした乳児健診の際に配られる。
山北の市役所を訪れた同社の赤澤毅取締役執行役員が谷口圭三市長に目録を手渡し「読み聞かせを通して、親子が心を通い合わせる時間を作ってほしい」とあいさつ。市長は「読み聞かせは子どもの想像力や人間性を培っていく上で重要であり、親子のコミュニケーションもとれる。今後もしっかりと子育て施策を進めていきたい」と礼を述べた。
絵本を通じて親子がふれあいの時間を持ち、子どもたちの健やかな心を育むという事業の趣旨に賛同し、2002年から毎年寄贈。同市への寄贈は計1万9830冊になった。
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絵本を贈る山田養蜂場の赤澤取締役執行役員(右)
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