「あさかげ短歌会」津山支社作品展

芸術 短歌の作品を楽しむ来館者
短歌の作品を楽しむ来館者
         

 アララギ派歌人・島木赤彦の教えを踏襲した「あさかげ短歌会」の津山支社の作品展が、岡山県苫田郡鏡野町竹田のペスタロッチ館ギャラリーで開かれている。表現豊かに情景をつづった力作が来場者たちの興味を引いている。26日まで。
 同会の矢野康史代表と津山支社の会員25人の35句を展示。歌に込められた内容が想像できるようにと、各作品に風景や人物、虫や花などの写真を添えている。春の到来を喜んだり、季節の移ろいや詩情あふれる風景の美しさ詠んだりした意欲作が並ぶ。
 また、故人との思い出を振り返り、老いや生き方について考えた句もあり、訪れた人たちは足を止めて静かに眺めていた。気に入った句を選んで投票することも可能。
 矢野代表は「短歌を学ぶのは敷居が高いと感じる人もいるが、本来は自由に表現できて誰でも親しめるもの。ぜひふれてみてほしい」とPRしている。

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