岡山県津山市田熊の広野小学校で10日、スナック菓子の製造から販売までをテーマにした食育の出前授業が開かれ、5、6年生47人が普段食べている菓子の作られる様子やフードロス削減の取り組みなどについて学んだ。
スーパー「マルイ」とカルビーの連携による学習プログラムで、両社の担当者がそれぞれの企業理念や会社概要から説明した。
続いてカルビー広島工場(広島県廿日市市)をオンラインでつなぎ、焼き上げた「かっぱえびせん」がコンベアで流れながら味付けされ、異物混入の検査、計量を経て、袋包装される様子をリアルタイムで見学。工場内での服装など衛生管理についても聞いた。
マルイの担当者は、スーパーに配送されてきた商品を陳列する際、賞味期限の近いものを手前にすることでフードロス削減につなげていることを紹介。この後、数人ずつの班から各1人がこの陳列に1分間でチャレンジした。
5年生の香山颯希さんは「工場は衛生的で、異物の検査もしていて、安心して食べられると思った。お店がフードロスを減らそうと努力しているのも分かった」と話した。