内科・消化器内科・内視鏡内科の「かんざき医院」新棟で12日、内覧会が開かれ、来院者が最新の内視鏡検査機器や消化器疾患の診療について見学した。
旧棟の西隣りに新築し、先月13日から診療を開始した中、地域への周知のため実施。
院内には問診室、診察室、内視鏡室、個室の大腸カメラ前処置室などを配しており、スタッフが各室と設備を案内した。新たに就任した消化器内視鏡検査・消化器疾患の診療が専門の神崎洋光院長(45)は、がんや炎症性腸疾患などを診断する高解像度の機器や検査の流れについて説明。小さなポリープなら即切除し、日帰り治療も可能なことも話し、訪れた人たちは熱心に見聞きしていた。
広島県福山市の女性(69)は「夫が数年前、神崎先生に胃がんを見つけていただき、命拾いした縁で見学に来た。地域に腕のいい専門医がいて、患者に寄り添った大腸検査前の処置室などの医療設備がそろい、津山の人たちがうらやましい」と話していた。