子どもと子育てをテーマにした「こどもまんなかまつり」がこのほど、岡山県真庭市の文化センターで開かれ、多くの家族連れらが多彩な催しを満喫しながら休日を過ごした。
真庭市は本年度に「こどもはぐくみ応援プロジェクト」を立ち上げ、行政や地域全体で子育てを支援する体制づくりに取り組んでいる。イベントを通じて、地域住民たちが子どもと親を手助けし、応援していく機運を醸成しようと健康福祉部子育て支援課が企画した。
会場では、美作大学のサークル・児童文化研究部による工作体験、父親参加のお菓子作り教室、服やおもちゃのリサイクルフリーマーケットなど、さまざまな人が交流できる催しを開催。このほか縁日でおなじみの輪投げや射的といったゲームもあり、訪れた子どもたちは歓声をあげながら遊んでいた。昼ごろには親子で地元飲食店の屋台でおいしい料理を味わっていた。
落合小1年・坂本采音さん(7)は「家族みんなで思いっきり遊んで楽しい一日だった」。母親の美知子さん(39)は「休日、家族で出かけて楽しめる場所が近くにあるというのはありがたい。子どもたちの喜ぶ姿が見られてよかった」と話した。
同課に所属するこどもはぐくみ専門官・広岡由紀子さん(51)は「子どもたちが健やかで幸せに成長できる社会にするには、市民みなさんの理解が必要。地域で子どもを見守り、育てていくようになれば」と語っている。