岡山県美咲町が、全庁的に子育て支援の取り組みを進める「こども笑顔推進本部」の初会合が10日、同町役場で開かれ、組織体制や本年度の事業計画について決めた。
地域ぐるみで子どもの成長を支える町の総合窓口として4月に「こども笑顔課」を新設したことに伴い、同本部を設置。青野高陽町長を本部長に、幹部職員ら25人で構成している。
青野町長が「全庁で環境整備や施策を進め、子どもの成長と子育て世代を支えていきたい」とあいさつ。今後の取り組みとして▽中高生や子育て世代が青野町長と対話する「フラッとトーク」の実施▽子育て支援基金の創設▽町独自の子育て支援アプリの運用▽中学生以下の子ども1人につき5千円の給付金支給▽子どもフォトコンテストの開催―を進めることにした。
このほか、新たなまちのキャッチフレーズ「子どもの笑顔はみんなの幸せ」を書面などで活用し、共通意識の醸成を図る。推進本部会議は月に1回程度開き、具体的施策を随時協議していく。