岡山県津山市のコミュニティバス「ごんごバス」の久米線は4月1日からルートを延伸し、同県真庭市上河内のJR美作追分駅に乗り入れている。JR姫新線や真庭市コミュニティバス「まにわくん」との連携を図り、利便性を向上させた。
久米線は国道181号を走る路線で、これまで、久米地域西端の追分口〜久米支所前〜旧市内西部のマルナカ院庄店を結んでいた。3月に策定した地域公共交通計画に基づき、ニーズも踏まえて、追分口から市境を越えて約700メートル延長し、始発を美作追分駅に設定した。同駅には、まにわくんの勝山・追分ルートと久世・河内ルートが発着している。
交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」の利用も可能になった。また、宮尾郵便局や久米診療所へのアクセス改善のため、宮尾郵便局前バス停を新設した。追分口停留所は廃止した。便数は1往復減り、1日3往復。
併せて、ごんごバスマルナカ西循環線の全便が鏡野町に乗り入れを開始。これにより、西循環線の全ての便が同町(プラント5や鏡野病院など)へ運行することになり、充実が図られた。
市商業・交通政策課は「久米線は真庭方面への利便性向上と合わせて、医療機関への利用もしやすくなった。移動手段を持たない住民のみなさんに使ってもらいたい」としている。